世界最大のクレーンでプルーフテクニックの積極保全を実施中
全世界で80台のコンテナクレーンをオンライン振動測定・解析 | 業界:港 コンテナクレーン
世界最大のクレーン 「Vessel」や、港にあるコンテナクレーンでは、時間が一番大切です。
素早くコンテナを荷降ろしして、次の目的地へ運ぶトラックに載せ替える必要があります。
クレーンは常に最高速度で稼働しています。
コンテナクレーンの動作の特徴
- 常に最速にて動作している稼働時間が短い。
- 最速で回転している時間が短い(おおよそ8秒)
- 回転数が早いため振動のエネルギーの大きい
オンライン振動測定を導入する必要性
- 高速で移動しているので故障発生前に検知する必要がある。
- 故障予知ができないとお客様の荷持(コンテナ)を破損する可能性がある。
- すべてのスケジュールが確定しており、突発の故障は最大限に避ける必要がある。
- 稼働時間が短いためオフラインデバイスでは、測定のタイミング調整がむすかしい。
プルーフテクニックの実績
全世界で80台のクレーンをオンラインモニタリングしています。
通常1つのクレーンにウィンチが3台ついています。3x80台=240台ビブガードコンパクトが常に最適なデータを取得しています。
世界最大のクレーンでは、ビブガード20chタイプ 20台が最大180個センサーの常時モニタリングをしています。
据え付け方法
クレーンには3セットの機械トレインがあります。合計3台のビブガードコンパクトポータブル+18個センサ+WIFIルーターを設置します。
機械トレイン=モータ+ギアボックス
モータに2個のセンサ(1個でも可能)+ギアボックス4個センサ
クレーンの振動測定のテクニック
- ビブガードは、PLCからの回転数情報をもらい最大速度の2%減から測定を開始することが可能。
- すべてのチャンネルがシンクロして測定しているので、同じタイミングでの振動のデータ取得が可能。
- ビブガードの最速な振動取得により8秒以内に必要なデータが取得可能。
- 実稼働中に常にモニタリングしているので、異常発生時の対処がはやい。
クレーン上げ下げのサイクル時間は、最大で10秒です。
その間に0回転から1196回転、そして0回転を繰り返しています。
新しいクレーンの振動データ。加速度スペクトルと時間波形
ガントリークレーンー新しい装置
20年経過クレーンの振動データ。加速度スペクトルと時間波形
ガントリークレーンー20年経過