説明
測定の仕組み:
センタラインウルトラ RS5の測定方法は、機械の一端に取り付けられたレーザーがピアノ線に代わってボアのほぼ中央を貫通し、リファレンスラインになります。センサーは、測定するボアに特許取得済みユニバーサル ポインター ブラケットを使って 取り付けられます。ボアの内径に沿ってセンサーとブラケットヘッドを回転させるだけでボアの正確な内径中心点が定まります。それとレーザーのリファレンスラインに対する位置との相対的な偏差をセンサーが記録し、測定したデータを即座にロータラインウルトラコンピュータへBluetoothで送信します。送られた情報とあらかじめ設定された機械の寸法を合わせてコンピュータが自動処理し、正確な中心位置へボアの調整方向・調整量を算出します。
主な特長:
・独自開発の特許取得済み専用ブラケットおよび測定テクノロジー(ソフトウェア・ハードウェア)を用いた真のボア中心測定。
・センサーをボア内径に沿って回転させ3点以上の測定だけで最高精度を実現。
・対応ボアサイズ:45 mm ~ 4230 mm。
・鉄製ボアにも非鉄金属ボア両方の測定が可能なブラケット。
・角度計内蔵5軸RS5センサー:任意のポイント・方向で測定可能。
・センサーとロータラインウルトラコンピュータ間はでBluetoothデータ送信。
・レーザードリフトの自動補正用コントロールセンサー連動(オプション)
・最長測定距離:RS5レーザー・センサーなら10メートル、ロングレンジレーザーを使用した場合は50メートルまで測定可能。
用途:
蒸気タービン、ガスタービンのタービン車室・軸受ボア・ダイヤフラムの同心軸芯だし、内部ケーシングのボア測定、大型コンプレッサーの同心度測定、シリンダーボアの同心度測定、エンジンのクランクシャフト同心軸芯出し、射出成型機のシリンダーとスクリューの同心度調整… ほか